育毛剤の評価方法を考える。アナタが使っている育毛剤。医薬品や医薬部外品であれば、厚生労働省の認可を経て、作られる。つまり、審査が行われ、OKであれば、作ってもよい許可を得ることが出来る。
化粧品の場合、この場合、育毛剤とはいえない。もし、お手元の育毛剤に医薬品・医薬部外品との記載がない場合、それは化粧品である。
化粧品で育毛とか発毛とかいっている場合、宣伝・広告、ネットでの内容も含めて、疑ってかかる必要がある。薬事法違反。そもそも、化粧品に育毛などの効果は一切認められていない。すべての成分表示がされている場合も化粧品である。
よくわからない方は、パラベン、色素、香料、pH調整剤、などが記載されているかみればよい。もし記載があれば、それは化粧品である。
さて、医薬品や医薬部外品の効果は実際にヒトでの効果を示すことが求められるが、どうやって調べるのであろうか。
育毛効果を調べる方法はいくつかある。
写真による評価である。Hamilton-Norwoodなどの分類法を基に、どの程度薄毛具合が変わったかを示す方法である。程度によって、十数パターンに分けられている。この変化を調べる方法である。
効果写真として出ている場合は、写真の出来に要注意。背景や色、服装、髪の分け方に要注意。光の当て方一つで、薄くも、濃くも見える。
トリコグラム法は毛根の形状を見て、ヘアサイクルのどの位置にあるかを判別し、成長期(あるいは休止期)の占める割合の変化を調べる方法。
試しに、1本毛を抜いてみて。毛根が、クラブ状(こん棒のよう)になっているのは、休止期。台形に引きちぎられているような形は成長期。透明な鞘のようなものが付いているのも、大抵は、成長期。
80〜90%の成長期毛率であれば、正常の範囲であり、薄い場合、これが30とか50%しかないようになる。正確には、100本程度頭頂部を中心に(どこでもよい)ランダムに毛を抜いて調べる。側頭部はほとんどが成長期である場合が多いので、ここから毛を抜いても意味はない。
一部の髪をカットし、拡大写真を撮影して、数日後にも同様に写真を撮影することで、髪の成長速度や太さなど調べるフォトトリコグラムが最近流行っている。痛くないし、さほど刈った部分も目立たない。
など、いくつか効果を見る方法を述べたが、これらは莫大な、費用、ヒト、時間をかけて行われる。
だから、マジメな育毛剤を見分けられる眼力を、育毛剤愛用者にはもって欲しい。
おまけ:いろいろな広告宣伝をみていると、
天然だから髪に優しい。石油から作られる化合物は頭皮をだめにする悪者。
のような、ものを時々見かける。
しかし、よく考えて欲しい。天然にも様々な毒はあるし(きのこやふぐなども含め)、逆にすべての化合物が頭皮をいためるわけではない。効果本位で商品を提供して欲しい。
真剣な愛用者にはとても失礼であると思うのだが、どうだろうか。
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